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特集記事

Martin Shenandoah 2832 アコギ サドル調整

久々の更新です!

今回はOPENしてから最も依頼があるアコースティックギターのサドル調整のお話です。

弦が乗っかっている白い棒です。

 この厚みを削り高くなった弦高を低くするのが目的です。

今回お預かりしたギターはネックの症状は比較的軽症でしたが

かなりトップのふくらみが進んでいて、

目視でもしっかり分かるぐらいの症状でした。

レギュラーチューニングをして6弦12フレット上を量り4mmほど

現在張ってある弦がテンションの低いエレキ弦の為、

アコギ弦に変えたらおそらく1mmほどあがってくるでしょう。

ですが3弦が巻き弦じゃなかったりでネックを引っ張る力もアコギと違い

アコースティックギター本体への影響が出る可能性があるので、個人的にはおすすめしません。

場合によりますが、弾きやすさを求めるだけなら細いアコギ弦にしましょう!

※あくまでも個人的意見ですよ。

なので代える弦もアコギ弦に変更です。

サドルも高さが十分残っており、

結構、弦高は落とせそうですが、

注意する点があります。

弦高を低くしたいからと言って

サドルを落としすぎると

エンドピンからサドルへのテンションのかかりがなくなり

ブリッジからヘッドへ直に引っ張る力がかかり

ブリッジはがれなどの違う症状がでる危険性がある為ある程度高さを残す必要があります。

梃子の原理みたいなイメージです。

あとピエゾタイプのエレアコの場合は特に重要ですが、サドルの下面を限りなく平面にしないと

各弦の音を拾うバランスが悪くなり、アンプに通すとかなり違和感がある仕上がりになってしまいます。

エレアコ仕様ではなくても、ギター本体への設置面が少なくなり

本来のギターの鳴りを得られなくなります。

なので単純作業ですが結構シビアなのですよ。

今回はエレアコ仕様なので、より注意しコマめにスケールを当て確認します。

削る際は、紙やすりなどを使いますが、よりたくさん削る場合

紙やすりだと時間がかなりかかるので、

サンダーを使って荒削りします。

こういう機械があると便利で作業も早いです。

サドルの削る部分をペンでなぞりそれ以上削らないように目安をつけ

削ります。。。。

番手の細かいやすりにチェンジしていき平面を整えたら完成です!

仕上がりの画像を取り忘れました、、、すいません

今回依頼されたギターはトップ浮きの進行が激しく、

サドル調整のみでは良好な弦高にはできませんでしたが、

作業前よりもだいぶ状態は改善されました!

アコギのみならずギター、ベースを保管する際は弦を張ったままにして保管してしまうと

ギター本体への負担が大きくなり、このような結果になるのがほとんどなんです。

弦を緩めて保管する等

日ごろからのちょっとした気遣いで愛用のギターがより長くご使用できるのです。

無駄な出費も抑えられるので良いことしかないのですよ。

ビードギターでは点検を無料でおこなっております。

各楽器によって日ごろのケアの仕方が違ってくる場合もありますので

お気軽に楽器の健康診断にご来店くださいませ。

サドル調整料金は¥3,000~

承っております。

見積もり、点検無料です!

山梨 甲斐市 楽器店 ギター 修理 リペア BeadGuitar

http://www.beadguitar.net/

055-276-6055

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